Dr.すてふの備忘録@岐阜

旅と、競馬と、時々医学。

【些末な日常】本気でCOVID19と向き合う覚悟はあるか!?

こんにちは、stayfoolish@研修医です。

 

本日より、研修医生活がスタート致しました。新たな環境、新たな出会いが多くあり、個人的にはまだまだ慣れていないところがあります。

 

謙虚に「無知の知」を自覚し続ける2年間にすることを目標に頑張っていきます!ワカッタフリガイチバンヨクナイ

 

辞令式から始まり、オリエンテーションが続くのはどこの病院も似たような状況なのではないでしょうか。しかし、今年は例年とは違い、院内が緊張感に包まれているような雰囲気を感じます。

 

そうです!!COVID19が目の前にいるのです。

 

今までは、国家試験終わって呑気にコーヒー飲みながら本読んだり論文まとめてみたりブログ書いたりはしていたものの、やはり現場の緊張感は現場に行ってこそわかるものだと思いました。

 

 

感染制御部の先生が危機感迫るロジカルでリスクコミュニケーション(最近岩田先生の本で学びました)していたので、つい僕も影響されてしまいました。自分ってたぶん感染症好きなんだろうなと思いつつ、、総合診療、救急、集中治療、神経内科で迷っている今日この頃の苦悩(笑)

 

今日は実践あるのみということで、実際に医療現場で行われていること、そして僕自身がこれから行動していかないといけないことをまとめます!

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療所・病院のプライマリ・ケア初期診療の手引き」

これに沿ってます。

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このflowchartが全てです。このガイドラインがここに集約されているといっても過言ではありません。

中等症以上とは、肺炎を疑うような症状(呼吸困難、湿性咳嗽)がある場合を指します。

 

中には、軽症例も直接病院に来てしまう場合がありますよね。そういった場合には、風邪症状があるかどうかのトリアージを行い、あれば空間的分離、時間的分離を行います。

空間的分離:車内待機、診察場所変えるなど

時間的分離:待ってもらう、他の患者さんを先に診るなど

 

あともう一枚だけ図を出します。これだけです。

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自治医大の感染制御部長の森澤先生がひっきりなしに標準予防策について語られていたのを思い出します。今こそ実践の場なのです。というかこれが自然にできるように普段からトレーニングにはげみんしゃいと森澤先生は言っているように感じます。(笑)

 

PPE、Personal Protective Eqipment、個人防護具の着用方法ですね。

www.medline.co.jp

 

驚いたのが、防護具を外すときにウイルスが飛散することです。なので、正しく着脱した後の手指でもめっちゃ汚染されているということです。この後にこそ手指衛生ですね。

 

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一向に終息の兆しは見えないですが、大切なことは、オーバーシュートを抑制することで医療資源を重症例に集中させるというシンプルなことだと思っております。

 

警戒の手を緩めることなく

「ガードを固めて、正しく恐れる」

油断はせず、コツコツと継続できるように。

 

ではまた!