Dr.すてふの備忘録@岐阜

旅と、競馬と、時々医学。

【些末な診療】慢性臓器障害の診かた、考えかた

こんにちは、すてふです。

 

GWに突入していますね、束の間とはいえ、休みは有難いものです。イエーイ

不定期ですが、ブログも少し板についてきたんですかね。最近は、医学ばかりやっていますが、読書や旅行、たまには競馬ネタとGeneralにやっていきたいと思っていますハハ

 

ここ1ヵ月で読み直した医学書、というよりこれからのバイブルです。

 

佐藤先生は、カルテの書き方の本からファンでした!研修医時代は、総合診療医はいない環境でしたが、ひそかに実践していて、Generalな視点をなんとかkeepしていました。研修医2年目に購入し、目を通してみて興味を惹かれるも、臓器別ローテでの仕事、勉強に追われており、そっと本棚(私の場合は段ボール)におかれていました。

 

ここ1ヵ月、50床の地域包括ケア病床を持つ小病院の総合診療専攻医として派遣され、読み直そうと、コツコツ読んできました。最後のあとがきには、共感を超えて、感動させられました。

 

総合診療医を目指すDrには、Identity確立、また日常診療での全体像把握にピッタリの1冊であり、医師3年目のこのタイミングで再度出会えて本当に良かった!研修医時代にチラっと目を通した時とは、染みわたる感覚が全く違いました。また、専門医取得に読み直してみるとおそらく違った感覚になるんじゃないかと思います。

 

総合診療とは、ってすごく難しい質問ですが、「何でも診る医師」と短く個人的にまとめておきます。Multimorbidityというwordが流行っており、それに対応できる柔軟性と知識を持ち合わせることが必要と思います。その際に、本書で用いられた臓器障害ステージアプローチが威力を発揮します。というか、本書は、Common diseaseに対応できるようになろう!というコンセプトの本であり、僕の大好物でした。今後の医師として、軸となりえるような一冊でした。

 

いつもにまして全くまとまっていませんが、①総合診療に興味がある方、②臓器専門医だが、Generalに協働したい方、是非お勧めです!僕では伝えきれません。

 

ちなみにCOIはありませんよ。ソンナオオモノデハアリマセンカラ

 

ではまた!